なぜ「動かすと、わかる」のか
(保護者の方へ)
ミエルモが、映像や板書ではなく「動かして確かめる」教材にこだわる理由をまとめました。
中学受験の理科には、図の前で止まりやすい単元がある
中学受験の理科でつまずきやすい単元の多くは、立体の動きや目に見えない変化を、平らな図から頭の中で想像する必要があるものです。
- 天体:太陽の1日の動き、季節と昼の長さ、透明半球、月の満ち欠け、星の動き
- 力のはたらき:てこ、滑車、輪軸、ばね
- 電気と光:電気回路のつなぎ方、光の進み方
- 大地の変化:地層のでき方、流れる水のはたらき
こうした単元では、「説明を聞いて分かったつもりなのに、図や問題になると解けない」ということが起こりがちです。ミエルモは、まずこうした「動かす価値が大きい単元」から厚く作っていきます。
動かすと分かる、3つの理由
- 頭の中で動かしていた部分を、自分の手で動かせる:地球の自転や公転、太陽の通り道のような立体の動きは、板書や映像では「頭の中で動かしてね」と子どもに任せるしかありません。ミエルモでは、日付や時刻を動かし、ボールを回し、図の向きを変えることで、その部分を子ども自身の手で確かめられます。
- 予想してから確かめるので、誤解が書き換わる:ミエルモの学びは、いつも「予想 → 実験 → わかった」の順で進みます。自分で予想を立ててから確かめると、予想が外れたときに「なぜ?」が生まれ、思い込みが書き換わりやすくなります。答えを先に聞いてしまう学び方では、この瞬間が起こりにくいのです。
- 「見て分かる」ではなく「動かして分かる」:日付を動かしたら影が伸びた。ボールを回したら東京が夜になった。こうした体験は、操作した本人にしか起こりません。自分の手で起こした変化だからこそ、記憶に残り、人に説明できる理解になります。
学びの方法としての裏付け
- 予想・観察・説明(POE:Predict-Observe-Explain):予想を立て、観察し、結果を説明する、理科教育で広く知られた学び方です。ミエルモの「予想 → 実験 → わかった」は、この流れと同じ形をしています。
- 具体から抽象へ:自分の目で見た景色から、模型、教科書の図へと、少しずつ抽象的にしていきます。迷ったら、いつでも具体に戻れます。
学習指導要領が大切にしている考え方とも、同じ方向を目指しています。
- 主体的な学び:自分で予想し、自分で動かして確かめる
- 対話的な学び:「説明チャレンジ」で、お子さまがおうちの方に説明する
- 深い学び:体験を教科書の図や入試の問題につなげ、身近な発見に戻す
- 個別最適な学び:つまずいたお子さまにだけ、図の見方の練習を出す
とくに理科の地球の分野(天体を含む)では、「時間的・空間的な視点」で捉えることが大切にされています。日付や時刻を動かして空の変化を見るミエルモは、この視点そのものを体験する教材です。
塾やほかの教材との関係
ミエルモは、塾の授業や映像授業の代わりではありません。授業で「聞いて分かった気がする」内容を、「動かして腑に落ちる」ところまで運ぶ、補助の教材です。塾で習ったあと、または習う前に、5〜10分ずつ使っていただくことを想定しています。
お約束していること
- 学ぶ前と後の診断、お子さまが自分の言葉で説明する「説明チャレンジ」、学習レポートで、理解の変化をご自身の目で確かめていただけるようにしています。
- お子さまの名前や学校などの個人情報は集めません。